太陽王のエースが復活ののろし 柏FW細谷が「ひとつ自分が取ってチームにいい流れをもたらしたい」と意欲

2025年4月23日(水)17時53分 スポーツニッポン

 柏のFW細谷真大(23)が23日、本拠地・新潟戦(26日・三協F柏)に向けた非公開練習後に取材に応じ、3月16日の広島戦以来となる今季2点目に意欲を示した。

 “太陽王のエース”が復活ののろしを上げる。20日の前節湘南戦で、今季初のフル出場を果たした。後半3分に自陣からスピードを生かしたドリブルで持ち上がり、決勝点をアシストするなど持ち味も生かした。細谷は「自分の持ち味を出せたし、得点につながったシーンは自分の武器でもあるので。そういったところはもっと出していいと思う」と言葉にする。

 今季からチームを率いるリカルド・ロドリゲス監督(51)の志向するポジショナルプレーがチームに浸透。ボールを保持して試合の主導権を握り、ここ6試合連続負けなしを続ける。一方で、7試合連続複数得点が奪えていないジレンマが生じている。この“2点目の壁”は、越えなければいけない課題だ。チームメートからは「きっと真央が得点を取ってくれば、チームは変わる」と、期待が集まる。それに応えようと、細谷は「もちろんFW陣の得点数も足りていない。自分自身の得点もまだ少ないので、ひとつ自分が取ってチームにいい流れをもたらしたいと思う」と吐き出した。

 さらに、チームを発展させる上で、遅攻と速攻の使い分けもカギを握る。意図的に相手を自陣に引き込み、“疑似カウンター”を狙う攻撃も有効となるだろう。そうすれば細谷の持ち味も生きてくるはずだ。 

 「湘南戦でもオープンな展開はあった。1点入って相手が前掛かりになったところでカウンターというシーンもあった。そういうところで決めきれば点差がついたと思う。上下運動は自信があるし、そこを出さなければいけない。引き続き狙っていけたらいい」

 優勝争いから一歩抜け出すには、このエースの復調が欠かせない。細谷はその信頼に応えるために、本拠地・三協F柏のピッチに立つ。

スポーツニッポン

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