ルクレール、代表との話し合いの末にチームオーダー発令を理解。「今後は状況に応じて受け入れる」

2019年4月26日(金)17時58分 AUTOSPORT web

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、今後もチームオーダーには従うが、それは“一定の状況下”の場合に限ると語った。


 開幕戦オーストラリアGPと第2戦バーレーンGPにおいて、ルクレールはチームメイトのセバスチャン・ベッテルの後ろにとどまるようチームから指示を受けたものの、バーレーンGPではベッテルを追い抜いた。


 第3戦中国GPでも、前を走るメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに追い付く目的で、レース序盤にチームからベッテルを先行させるようにという指示が出された。だが激戦の最中のこの判断は、明らかにルクレールをいら立たせた。


 アゼルバイジャンGPを前に、今後もチームオーダーに従うのかと聞かれた21歳のルクレールは、状況次第だと答えた。


「当然、F1においてチームオーダーはいつでも出るものだ」とルクレールは語った。


「状況次第だし、一定の状況においては従うつもりだ」


 ルクレールは中国GPを終えたあと、ベッテルを優先させるフェラーリの判断について、チーム代表のマッティア・ビノットに説明を求めると話していた。


「彼に質問したよ。その答えは今も変わらないはずだ」


「彼はピットウォールで決断を下している。結局のところ、マシンに乗っている僕よりも、ピットウォールの彼らの方がよほど多くのデータを持っているということだ。今後のことは分からない」


「自分がマシンを走らせているときに、他のドライバーを先行させるようにと言われるのは、腹立たしいものだ。そんな指示を出されれば、ドライバーなら誰だって腹が立つと思うよ」


「その一方で、チームの判断にも理解できる部分はある。セブ(ベッテルの愛称)は今年、フェラーリで5シーズン目を戦っているし、タイトルを4度獲得している。それに対して、僕はまだF1で2シーズン目に入ったばかりだ」


「僕には、チームに対して証明しなければならないことがたくさんある。マシンを走らせて最高の仕事ができるかどうかは、僕次第なんだ。自分に何ができるのかを、チームに示さなければいけない」


「僕としては、今やっていることを続けて、自分自身を向上させていくだけだ。早い時点で現状を変えられるのではないかと思っている」


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