【社会人野球】日本生命の１５２キロ右腕・真野凜風がトミー・ジョン手術後初登板 再びプロ目指す
2025年4月26日（土）5時0分 スポーツ報知
８回に登板した日本生命・真野凜風（カメラ・谷口 健二）
◆社会人野球ＪＡＢＡ京都大会▽予選リーグＤブロック ツネイシブルーパイレーツ３−２日本生命（２５日・わかさスタジアム京都）
わかさ生活第７５回ＪＡＢＡ京都大会は２５日、予選リーグが行われた。日本生命はツネイシブルーパイレーツに敗れ、３連敗で予選敗退。最速１５２キロ右腕の真野凜風（りんか、２３）が１—２の８回から入社後初登板した。２死一、二塁で右前適時打を浴びるなど、１回３安打１失点。「気持ち良くない終わり方でしたけど、投げられて本当によかった」と笑顔で振り返った。
天理高では軟式野球。硬式に転じた同大で最速１５２キロを計測し、ドラフト候補にまで成長した。指名漏れし、昨年に日本生命へ入社。同年２月には、右肘内側側副靱帯（じんたい）再建術（通称トミー・ジョン手術）を受けた。手術後は裏方としてチームを支え、昨秋からブルペンで投げ始めたという。
１年半ぶりに挑んだマウンドで、この日の最速は１４７キロ。動画を撮影するＮＰＢスカウトの姿もあった。真野は「今年は分からないけど、来年、再来年しっかり（プロを）目指している選手になりたい」と、力強く再出発を宣言した。（瀬川 楓花）
◆真野 凜風（まの・りんか）２００２年１月８日、富山県生まれ。２３歳。兄の影響で小学１年から野球を始め、小、中学と天理高は軟式野球部所属。高校２年時の１８年、全国４強、国体３位。同大ではトライアウトを受けて硬式野球部に入部し、２年春から公式戦に出場。１８９センチ、８２キロ。右投右打。
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