菅沼菜々 男子のタフなセッティングにもめげず連日の71 パットが入らず「何かいるんですかね?」
2025年4月26日(土)22時15分 スポーツニッポン
◇男子ゴルフツアー前澤杯第3日(2025年4月26日 千葉 MZGC 6652ヤード、パー70)
男子ツアーに初参戦している菅沼菜々(25=あいおいニッセイ同和損保)がこの日も耐えた。
インから出て14番でボギーが先行。女子プロ仲間の堀琴音や堀奈津佳、原江里菜が応援に駆けつけた17番でもボギーを叩くが、18番でバーディーを奪い盛り返す。後半も1バーディー、1ボギーと粘り71の通算2オーバー、92位でフィニッシュした。
「ショットは良いです。今日も14回乗っけた(パーオンした)ので。大きなミスは3日間ないです。ティーショットも凄く安定しています。今日もフェアウエーを外したのは1回だけです」と納得の表情を見せた。
505ヤードと491ヤードのパー4に加え、パー5も574ヤードと女子には酷なコースセッティング。そのパワーのハンディをティーショットの精度とウッドの巧みさでカバーしており、3日目を終えて通算2オーバーなら上出来といえるだろう。
ただ、本人にすれば、もっとやれるという手応えもあるようだ。
「(ショットの)調子は戻ってきているんですけど、本当にパットが入らなくて。何かいるんじゃないかというぐらい入らないです」と首をかしげる。何か?と問われると「何かちっちゃい何か。虫か何か分からないですけど」と苦笑しながら話した。
本人が言うようにパットさえ決まれば、スコアは伸びそうだ。今大会は予選カットがないため、巻き返しのチャンスはあと1日残されている。初日に寺西飛香留とともに男子ツアーに出場した女子選手として初めてイーブンパーをマーク。ミシェル・ウィーが持つ最少スコア1オーバーを更新しているだけに、最終日はそれをさらに上回るスコアに期待が集まる。
「女子の大会とは雰囲気も違うので、結構緊張感がずっとあります」と慣れない環境でのプレーに疲れもたまっている様子。それでも「まだ赤字(アンダー)にできるチャンスはあると思うので、何とか赤字で上がれるように頑張りたいです」と気持ちを奮い立たせていた。