【巨人】接戦で阪神を破り、開幕からの阪神戦の連敗は「5」でストップ 9回に岸田行倫が決勝打
2025年4月27日(日)17時34分 スポーツ報知
9回1死三塁、勝ち越し左前適時打を放つ岸田行倫(カメラ・岩田 大補)
◆JERA セ・リーグ 阪神1—2巨人(27日・甲子園)
巨人が接戦で阪神を破り、開幕からの阪神戦の連敗を「5」で止めた。今季初先発の巨人・堀田賢慎投手とドラフト1位ルーキー左腕の阪神・伊原陵人投手の両先発投手が好投して1−1の同点で進んだ試合は、9回に岸田行倫捕手のタイムリーで勝ち越し、逃げ切った。
今季初先発の巨人・堀田賢慎投手が5回まで投げ2安打1失点と好投して降板した。
堀田は1回、先頭の近本光司外野手に中前打、送りバントと森下翔太外野手の四球での1死一、二塁とされ、佐藤輝明内野手は二飛に抑えたが、大山悠輔内野手に左前タイムリーを許し、1点を先取された。
なおも前川右京外野手のへの死球で2死満塁とされたが、坂本誠志郎捕手は投ゴロに打ち取り、1失点で踏ん張った。
1点を追う巨人が3回に追いついた。先頭の堀田が中前打を放つと、泉口友汰内野手が右前打でつなぎ、若林楽人外野手は送りバントを決め1死二、三塁。ここで、吉川尚輝内野手の二ゴロで堀田が生還し同点に追いついた。
なおも2死三塁と勝ち越しのチャンスだったが、岡本和真内野手は智弁学園高(奈良)の後輩でドラフト1位ルーキーの伊原陵人投手に空振り三振に打ち取られた。
堀田は2回、3回を3者凡退。4回は先頭の大山を四球で出したが、後続を抑え無失点。
5回は1死から四球の近本に二塁盗塁を決められ1死二塁。中野拓夢内野手は投ゴロ、森下には四球で2死一、二塁となったが佐藤輝を空振り三振に打ち取り追加点を許さなかった。堀田はこの回までで降板し、6回からは2番手で船迫大雅投手が登板し、3者凡退に抑えた。
巨人は7回、阪神の2番手・岩貞祐太投手からこの日1軍昇格しスタメン起用の萩尾匡也外野手が先頭で中前打で出塁。門脇誠内野手の見逃し三振の際に二塁盗塁を決め1死二塁、途中出場の佐々木俊輔外野手の二ゴロで2死三塁としたが、泉口は一ゴロに倒れ勝ち越せなかった。
7回からは3番手で中川皓太投手が登板し、2死から投ゴロを一塁に悪送球、中野に中前打され一、二塁となったところで降板。4番手でケラー投手がマウンドにあがり、森下を左飛に打ち取り、勝ち越しは許さなかった。
巨人は8回、阪神の3 番手・桐敷拓馬投手から先頭の代打・増田陸内野手が左前打。吉川尚輝内野手の二ゴロで走者が入れ替わり、岡本和真内野手は左前打でつなぎ1死一、二塁としたが、甲斐拓也捕手は三ゴロ併殺打に打ち取られた。
8回は大勢投手が登板し2つの三振など3人でピシャリと抑えると、9回は先頭のキャベッジ外野手が左翼線二塁打。萩尾匡也外野手がキッチリ送りバントを決め1死三塁とすると、代打・岸田が前進守備の三遊間を破る左前タイムリーを放ち、勝ち越しに成功した。
9回は守護神・マルティネス投手が登板し、先頭の代打・木浪聖也内野手に右翼線二塁打を許し、送りバントで1死三塁と同点のピンチを迎えたが、代打・渡辺諒内野手を遊ゴロに打ち取り本塁でタッチアウト。最後は近本を二ゴロに抑え、逃げ切った。