高木美帆、例年より約3週間早い本格始動「余裕を感じられる」 来年五輪1500m金へ「貪欲に。まっすぐ」
2025年4月27日(日)0時1分 スポーツ報知
宮崎市での合宿で取材に応じる高木美帆
スピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)を中心とする「チーム・ゴールド」が26日、宮崎市内で20日から実施している合宿を公開した。この日は自転車の路上トレーニングで体力強化を図った。「私の中では、去年(昨季)の課題だったりとか、今、取り組みたいことを自分の体を少しずつ作りながら、じっくり自分の動きの補正だったり、修正の方にも時間を与えられていて、すごく有意義な時間を過ごしているなと感じています」と感想を述べた。
3月中旬に2024〜25年シーズンが終わったばかりだが、来年2月のミラノ・コルティナ五輪を見据えて例年よりも約3週間前倒しで本格始動した。「少し余裕を持ってというか。今はいろいろトレーニングメニューとかも相談しながら決めてるんですが、そういうことに対しても、ポジティブに取れるというか、準備ができる時間に余裕があると感じられる。この練習できないかもってなった時にも、強いプレッシャーを感じたりとかせずに、自分がすべきことにフォーカスできるという利点はあるのかなとは感じましたね」とメリットを語った。
高木はミラノ・コルティナ五輪で、22年北京五輪に続く1000メートル連覇、そして世界記録を持つ得意種目の1500メートルで悲願の五輪金メダルを狙う。「本当に貪欲にというか、まっすぐにというか、ひたむきにというか。そういう気持ちでスケートに向き合っていきたいなと思いますね。その先にある景色を見るのが楽しみなのか、恐怖に思うのかはまだわからないですが、かみしめていきたいなとは強く感じています」と覚悟を示した。