高木美帆“最優秀選手”受賞 来年五輪へ「内側からエネルギーがわき出てくるものがある」…スケート連盟表彰
2025年4月23日(水)21時21分 スポーツ報知
日本スケート連盟表彰式で最優秀選手に相当するJOC杯を授与された高木美帆(写真:アフロ/JSF)
日本スケート連盟は23日、都内で2024〜25年シーズンの表彰祝賀会を開いた。スピードスケート世界距離別選手権で女子1000メートル2連覇を果たした高木美帆(TOKIOインカラミ)は、4年連続で最優秀選手に相当するJOC(日本オリンピック委員会)杯を受賞した。「本当にたくさんの方々に足を運んでいただいて、そういう方たちの支えがあって、私たちも活動することができているというのを強く感じているので、その上で成り立っている私たちの成績だというのを、強くかみしめながらいただきました」と周囲に感謝を述べた。
24〜25年シーズンは、22年北京五輪で金メダルを獲得した1000メートルでW杯6戦中5勝。世界距離別選手権でも連覇と強さを見せた。だが世界記録を持つ1500メートルはW杯で種目別総合制覇を果たしたものの、後半戦は頂点に立てず、世界距離別は4位と表彰台を逃した。
高木は「特に1500メートルはシーズン後半で勝ち切れないままシーズンを終えたところもあって。結果をどう受け止めるかというのを、シーズンオフの期間に考えることは多かったんですが、そういうものも含めて、自分がこの先どうありたいのかというのも考えるきっかけになったので、課題、自分の超えたいものをしっかり見つめ続けていきたい。やっとしたまま終わったシーズンではあったんですが、自分のエネルギーにできるような1年でしたいな、と思っています」と気持ちを新たにした。
来季はミラノ・コルティナ冬季五輪が控える。得意の1500メートルで悲願の頂点を狙う高木は「4月の頭に“語ろうの会”(シーズン総括会見)をさせていただいた時のテンションよりは、もっと自分の内側からいろんなエネルギーがわき出てくるものがあって。自分が到達したい目標というか、その場所に愚直に走っていきたい気持ちが今はあります」と気合を入れていた。