決勝7号ソロの“テオ”大谷の長打3本に「彼が出塁すると皆続こうとする。チームにとって大きい」
2025年4月27日(日)15時43分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース8—4パイレーツ(2025年4月26日 ロサンゼルス)
ドジャースは26日(日本時間27日)、本拠でのパイレーツ戦で打線が11安打で8点を奪い勝利。連敗を3で止めた。
試合中盤までは点を取られたら取り返すシーソーゲームの展開となったが、4—4で迎えた8回、テオスカー・ヘルナンデスが先頭で7号ソロ。相手3番手・ホルダーマンのカットボールを捉え、左翼席へ運んだ。この一発で勝ち越すと、この回、E・ヘルナンデスにも3ランが飛び出すなど一挙4点で試合を決定付けた。
T・ヘルナンデスは試合後、8回の打者10人の猛攻に「特別なことはないよ。ただ、みんなが一打席一打席、しっかり粘っていた。最初からすべての球に集中していたし、いい球を見極めようと必死だった。それが結果につながったんだと思う」と納得顔で振り返った。
自身の7号には「特にホームランを狙っているわけじゃない。ストライクゾーンを狭くして、より良い球を選んでいるだけ。ストライクゾーンの中で無駄なスイングを減らして、いい球をしっかり捉えようとしている。ホームランを打とうとして打席に入っているわけじゃない。ただ、いいスイングをすれば結果としてホームランになるだけさ」と明るく語った。
また、この日は大谷が長打3本を放ち勝利に貢献。ここ数試合は不振が続いていただけに「やっぱり、翔平が外野に強く打球を飛ばして、長打を打つのを見るのは最高だよね。彼が出塁してくれると、皆それに続こうとする。だから彼がああやって打ってくれるのはチームにとって本当に大きい」と打線を鼓舞してくれたと感謝した。
先発で5回2/3を3失点だった佐々木についても「彼はどんどん良くなっているよ。シーズン序盤はコマンド(制球)が少しバラついていたけど、今はしっかり狙ったところに投げられている。自信もついてきたし、これからもっと良くなっていくと思う」とさらに良い投球ができるだろうとうなずいた。