【日本ハム】レイエスが決勝ソロもヒーローインタ固辞 本拠地エスコンでの連敗を5でストップ
2025年4月27日(日)8時35分 スポーツ報知
7回2死、右中間に3号ソロ本塁打を放ち、バットを投げるレイエス (カメラ・上村 尚平)
◆パ・リーグ 日本ハム2—1ロッテ(26日・エスコンフィールド)
日本ハムが26日、ロッテに2—1で逆転勝ちし、今季2勝9敗だった本拠地エスコンでの連敗を5で止めた。7回無死で4番・野村佑希内野手(24)が、1日のソフトバンク戦(エスコン)以来75打席ぶりの4号同点ソロ。2死からフランミル・レイエス外野手(29)が4日のオリックス戦(エスコン)以来62打席ぶりの3号決勝ソロを放ち、首位・オリックスとのゲーム差を1・5に縮めた。
感情が爆発した。レイエスはバットを地面に投げつけると、ゆっくり走り始めた。野村のソロで追いついた直後の7回2死走者なし。ロッテ先発・小島の浮いたフォークを逆方向へ運んだ。決勝の右越え3号ソロ。62打席ぶりの一発に「最高でした」と笑った。
スタメン出場した直近の5試合は17打数1安打。オフから取り組んできたという、追い込まれた後のスライドステップが全体のタイミングをずらしていた。「打ってるときから、八木コーチは『危険だよ』と忠告してくれていた」。助言を受け入れ、第1打席の三振後には、昨季のホームラン映像を見てイメージをつくった。新庄監督からはベンチで「野球を楽しめ」と声をかけられた。「ファイターズの全員に感謝です」
試合を決めたが、ヒーローインタビューは固辞した。「もっと打たないといけない。ファンの前に出るからには去年みたいな明るいレイエスを出したいので、もうちょっと打ってから、絶対ファンの前に出ると思います」。次こそ人懐っこい笑顔で、ファンに満開を宣言する。(山口 泰史)