巨人・岸田行倫「なんでもいいんで前に飛ばそうと」値千金!“愛されキャラ”きっしゃんが代打でV打

2025年4月27日(日)19時14分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人2—1阪神(2025年4月27日 甲子園)

 巨人の岸田行倫捕手(28)が27日の阪神戦(甲子園)で値千金の決勝打を放った。

 阪神に初回1点先制を許し、巨人が3回に追いついてから1—1のまま試合はこう着状態。

 そして迎えた9回だった。この回から登板した相手4番手左腕の守護神・岩崎から先頭のキャベッジが18打席ぶり安打となる左翼線二塁打を放つと、犠打で1死三塁。ここで岸田が門脇の代打に起用された。

 岸田は岩崎がカウント2—2から投じた5球目、高め直球を叩くと打球は左前へ。キャベッジが勝ち越しのホームを踏むと、一塁ベース上で会心の笑みを浮かべてガッツポーズした。岸田は今季初打点。チームにとっても37イニングぶりとなる適時打だった。

 カード初戦に敗れて68年ぶりの阪神戦開幕4戦4敗、第2戦も落として77年ぶりの5戦5敗。この日も敗れれば1リーグ時代の1937年秋以来88年ぶりの阪神戦開幕6戦6敗となるところだったが、不名誉な記録を岸田のバットでようやく止めた。

 敵地でのヒーローインタビュー。岸田は「数少ないチャンスの場面だったんで。いい場面でチャンスつないでくれて。なんとか、どんな形でも1点ほしかったところだったんで。結果的にヒットになって良かったです」と必死の思いで打った一打を振り返った。

 「ほんとにあの追い込まれて、もうほんと…あの…まぁ、なんでもいいんであの…とりあえず、とりあえず前に飛ばそうっていう、えー…考えで。前に飛んでくれた結果がヒットになって本当にうれしかったです」と興奮冷めやらない様子。

 今季初打点には「やっぱり、あの…数少ない打席のなかなんで、こういう結果を自信にしてまた…そうっすね…これから1試合1試合頑張っていきたいと思います」とした。

 ヒリヒリした試合展開をベンチでどう見ていたのか聞かれると「ずっとあの…なんていうんですかね、えー…緊迫した試合がずっと続いてるんで。まぁ、なんとか、えー…ベンチと…ベンチ全員があのー…勝ちたいという気持ちで試合に臨んでるんで。まず今日勝てたこと、ホントに良かったと思います」と一生懸命考えながらコメントした、きっしゃん。

 今季阪神戦初勝利については「まだまだ始まったばっかなんで。相手関係なしに1試合1試合勝利積み重ねていって頑張っていきたいと思います」と最後は歯切れ良く元気いっぱいの愛されキャラ岸田だった。

 

スポーツニッポン

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