巨人・阿部監督「向こうも必死、うちも必死...素晴らしい勝ち方だった」88年ぶり不名誉記録阻止にホッ

2025年4月27日(日)17時57分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人2—1阪神(2025年4月27日 甲子園)

 巨人は敵地で競り勝ち、開幕から6試合目の対戦で待望の阪神戦今季初勝利。今月3度目の同一カード3連敗を阻止して貯金2とした。

 カード初戦に敗れて68年ぶりの阪神戦開幕4戦4敗、第2戦も落として77年ぶりの5戦5敗。この日も敗れれば1リーグ時代の1937年秋以来88年ぶりの阪神戦開幕6戦6敗となるところだったが、不名誉な記録をようやく止めた。

 阿部慎之助監督(46)は「ほんと…ね、総力戦で。向こうもね、必死でしたし。うちも必死だったんでね。素晴らしい勝ち方だったなと思います、はい」とまずは安どの表情。

 「こういう僅(きん)差のゲームがタイガース戦は多いですし、相手のピッチャーも素晴らしい投手陣がそろっているんでね、ほんとそのワンチャンスつかむかつかまないかっていう紙一重のね、勝負を毎回やってるんで。そのなかでね、きょうは最後もぎ取れたんでね、良かったなと思います」と続けた。

 1—1で迎えた9回、この回から登板した相手4番手左腕の守護神・岩崎から先頭のキャベッジが18打席ぶり安打となる左翼線二塁打を放つと、犠打で1死三塁。ここで阿部監督は門脇の代打に岸田を送った。

 この岸田が左前適時打を放って勝ち越し、これが決勝点。岸田は今季初打点で、チームにとっても37イニングぶりの適時打だった。

 「やっぱり代打って難しいですし。そのなかでヒットを打つっていうのは素晴らしいなと思いますし。チームをね、勇気づけさせてくれたんじゃないかなと思います」

 投手陣では、昨年6月12日の楽天戦(楽天モバイル)以来319日ぶりの先発マウンドとなった堀田が初回に1点先制を許したものの2回以降は立ち直り、5回2安打1失点と粘投した。

 阿部監督は「凄い粘り強く投げていたんで」と評価し、「次回もね、あると思いますんで」と次回登板も先発させることを明言。「今度はね、勝ち付けてあげてほしいなって思います」と打線の奮起に期待していた。

スポーツニッポン

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