大谷翔平、残るは“パパ初アーチ” 復調の3安打翌日も「1番・DH」でパイレーツ戦先発 復帰6戦目
2025年4月28日(月)2時29分 スポーツ報知
◆米大リーグ ドジャース—パイレーツ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場する。真美子夫人の出産に立ち会うための「父親リスト」から復帰後6試合目で待望のパパ1号に期待がかかる。
前日26日(同27日)の同戦では“父親パワー”が爆発した。2試合に欠場後、20日(同21日)の敵地・レンジャーズ戦から復帰した大谷は25日(同26日)までの4試合で16打数2安打6三振と不振。ロバーツ監督から「やや力んでいる傾向が見られ、スイングが大きくなっている」と指摘されていたが、ようやく復調の兆しを見せた。
初回先頭の第1打席で右中間へパパ初長打となる同初二塁打。5回1死の第3打席では右翼線への当たりで快足を飛ばし、パパ初三塁打をもぎ取り、同初マルチとした。1点を追う7回1死一塁の第4打席では左中間を破る同点の適時二塁打を放ち、パパ初適時打で同初打点。パパ初猛打賞を全て長打で記録し、2番・ベッツの打席では同初盗塁となる三盗を決めた。チームの連敗を止める3安打1打点1盗塁。指揮官も「今日は非常に良かった」と認める働きだった。
「最近あまり打てていなかったので、いいきっかけの1試合になればいいと思います」とパパ初取材対応で話した大谷。試合前の同初ブルペンではプライアー投手コーチとの会話の中で赤ちゃんを抱っこしてあやす動作を見せるなど、真美子夫人、長女、愛犬デコピンと充実した生活を送る中で本業の方でも無双モードに突入しそうな気配が出てきた。
この日のパ軍先発はB・ファルター投手(28)。大谷は初対戦した昨季、通算6打数1安打2三振の打率1割6分7厘だった。残る“初もの”は初アーチ。昨季は42試合で打率3割5分7厘、19本塁打、35打点と打ちまくったデーゲームで一発は生まれるか。