【阪神】ドラフト1位・伊原陵人、チーム61年ぶり新人開幕から15回以上無失点も「勝たないと意味がない」

2025年4月28日(月)5時0分 スポーツ報知

6回1失点の力投を見せた伊原

◆JERAセ・リーグ 阪神1—2巨人(27日・甲子園)

 敗戦に阪神のドラフト1位・伊原(NTT西日本)の表情は厳しい。ただ、ライバル球団を相手に、確かな爪痕を残した。巨人戦初先発で自己最長6回4安打1失点5奪三振。満足はせず「結局、勝たないと意味がない。僕がゼロで抑えておけばいいだけの話。まだまだ反省するところがたくさんある」と繰り返した。

 プロ初先発初勝利を挙げた20日・広島戦(甲子園)から中6日のマウンドは、選手たちが永久欠番の「23」を着けて臨んだ元監督・吉田義男さんの追悼試合。左腕は、1点リードの3回1死二、三塁から吉川の二ゴロで同点とされ、開幕から16イニング目で初失点を喫した。だが、なお続く2死三塁で母校・智弁学園の先輩、岡本を高め145キロ直球で空振り三振。「そこは一つ、抑えられたところは良かった」と振り返った。

 3回1死まで無失点に抑え、この時点で開幕から6試合で計15回1/3を無失点。阪神のルーキーで開幕から15回以上無失点は、1964年の古沢憲司以来、61年ぶりだった。「チームが勝つために自分のできることを一生懸命やる」と次戦を見据えた24歳。藤川監督も「素晴らしかった。また次の登板、まだまだ伸びしろを感じます」と期待を寄せている。(中野 雄太)

スポーツ報知

「阪神」をもっと詳しく

「阪神」のニュース

「阪神」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ