幕内・明生、夏場所へ稽古再開 春巡業直後も20番「いい感覚を持っていきたい」
2025年4月29日(火)20時39分 スポーツ報知
夏場所に向けて部屋での稽古を開始した明生
大相撲の東前頭10枚目・明生(立浪)が29日、夏場所(5月11日初日、両国国技館)に向けて東京・台東区の部屋で稽古を再開した。
27日に約1か月間に渡った春巡業が終わったばかり。「そんなに気にしてなかったけど、四股踏んですり足したら結構体が重くて」と疲れも残っていたが、「(春場所の)いい感覚を持っていきたい」と幕下以下の力士と20番取って14勝と精力的に汗を流した。
昨年は思うような相撲が取れない場所が続いたというが、先場所は9勝6敗と勝ち越し、復調の兆しをつかんだ。不安を抱えていた首や腰の状態も良好で「場所前の稽古から体が動いて、感覚も良かった。毎日続けて稽古することができて、その感覚が自信につながった」と振り返った。
夏場所に向け、春場所でつかんだ感覚の維持とけがの防止を最優先に取り組んでいく。「自分の相撲を信じている。自分の相撲さえ取れれば、ああいう結果は出ると思っているので、そういう相撲を一番でも取れるように、稽古を積んでいきたい」と力を込めた。