今季初の1軍合流が話題 ロマン腕、根尾昂は何が良くなったのか 球界OBの考察「ショートイニングのほうが…」
2025年4月30日(水)17時21分 ココカラネクスト

根尾はファームで救援として、防御率0・00と安定したパフォーマンスを残している(C)産経新聞社
今季初めて、29日から1軍合流となった中日、根尾昂が注目されている。
根尾は開幕は二軍で迎えたがウエスタン・リーグで中継ぎとして10試合に登板し、防御率「0・00」の快進撃も話題を呼んでいる。
【中日一軍合流】根尾が救援10登板で防御率0.00の無双状態に
現在チームでは新守護神の松山晋也がここまで10セーブと安定したパフォーマンスを残しており、井上一樹監督がどのように戦いの輪に組み入れていくのかも注目となる。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は29日に自身のYouTubeチャンネルに「【中日一軍合流】根尾が救援10登板で防御率0・00の無双状態に!!ドラフト1位金丸夢斗がついに一軍デビューへ!!近藤が育成から這い上がる『本当はクビだった…』立浪監督との秘話とは!!」と題した動画を更新。根尾の現状に独自の考察を加えている。
高木氏は根尾に関して「ピッチャーらしくなってきているかな」とコメント。
具体的にはここまでは「ちょっとね、野手の延長というか、野手投げかなという感じはしたけども」現在の投球シーンを見ると、しっかり投手として切り替えができており「根尾本来のスピード、キレが生きて」きているとした。
実際にファームの試合でも最速153キロをマークするなど、持ち味の球威を生かした投球内容を続けているとされる。
その上でチーム内での起用法においても言及。
「ショートイニングのほうが彼は向いてそうな気がする 瞬発力を使うタイプのピッチャーだからね」とコメント。昨年は一時期、1軍で先発登板もあったが、ファームで調整を続けてきた救援投手としての役割が合っているとコメント。
最初はビハインドの場面で起用され、実績を残していけば「勝ちパターンの中継ぎ」、ロングリリーフなどもありうるとした。その上で「ロング行けるなとおもったら1回先発でも」など根尾の活躍次第で、起用法も変化していくと予想した。
「夢は広がるよ」とこれまでも根尾の成長には期待をかけてきた高木氏も背中を押した。
大阪桐蔭で甲子園春夏連覇を成し遂げた根尾はドラフトで4球団競合の末、中日に入団。当初は高い身体能力から中日の中軸を担う内野手として活躍が期待されたが、その後、2022年に投手に転向。今季が投手転向4年目、25歳の高卒7年目シーズンを迎えている。
プロの世界でもそろそろ結果を残していきたいところ。果たして1軍舞台でどんな活躍を見せてくれるのか。今後の登板内容も注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]