5・2NYプロデビューの堤麗斗がタイムズスクエアで公開練習「名前を知ってもらえるように」
2025年4月30日(水)16時48分 スポーツニッポン
◇プロボクシング フェザー級 堤麗斗(志成)<6回戦>レベール・ウィッティントン(米国)(2025年5月2日 米ニューヨーク タイムズスクエア)
5月2日(日本時間同3日)に米ニューヨークでプロデビューするアマチュアボクシング9冠の堤麗斗(22=志成)が29日(同30日)、会場のタイムズスクエアに設置された特設リングで公開練習に臨んだ。
元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米国)、世界2階級制覇王者デビン・ヘイニー(同)、WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(同)とスター選手が顔をそろえたイベントに、堤は黒いTシャツ姿で参加した。1人ずつリングに上がっての公開練習では、素手でのシャドーボクシングを約1分披露したあと、グローブを付けて1ラウンドのミット打ちを行った。
米誌リングマガジンのYouTubeで公開されたインタビューでは、「このような舞台でデビュー戦が決まった。しっかり良い内容、良い結果で世界の人たちに堤麗斗という名前を知ってもらえるようの頑張るのでよろしくお願いします」とあいさつ。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と過去に2度スパーリングしたことを明かし「なかなか味わえない経験だったので、今も(そのスパーが)生きているところはあると思う。ボクシングに対して凄く尊敬している」と話した。また、米国で人気を誇るWBA世界ライト級王者ジャーボンテ・“タンク”・デービス(米国)が「凄くカッコいい。会場を沸かせる倒し方を毎回できる」とも話した。
堤麗斗はWBA世界スーパーフェザー級4位・堤駿斗(志成)の弟で、21年世界ユース選手権ライト級で金メダルを獲得。今年3月にA級でプロテストに合格して今月にリング誌とスポンサー契約を結び、同誌が主催する注目のタイムズスクエア興行でのデビューが決まっていた。プロ1勝2敗1分けのレベール・ウィッティントン(米国)と6回戦で対戦する。