西武ドラ2「うわ~、最高」 得点圏打率5割3分3厘に西口監督「頼もしい限り」
2025年5月1日(木)6時20分 スポーツ報知
初回無死二、三塁、2点適時三塁打を放った渡部聖弥 (カメラ・頓所 美代子)
◆パ・リーグ 西武3—1楽天(30日・ベルーナドーム)
西武・渡部聖の表情は充実感に満ちあふれていた。連続マルチ安打の記録は5で止まったが、3試合連続で初回に先制打を放ち、2日連続のお立ち台。「うわ〜、最高ですね。すごくいい傾向。初回に点が入るとピッチャーも投げやすいと思うので先制点にこだわりたい」。初めてのシーズンが開幕してからまだ1か月。ヒーローは、新人らしく初々しくはにかんだ。
勝負強い打撃が光る。5試合連続の「3番・左翼」でスタメン出場。初回無死二、三塁の第1打席。相手先発・藤井の141キロ直球をはじき返した。右中間への2点適時三塁打。3試合連続のマルチ打点で得点圏打率は5割3分3厘。打率は4割3分5厘で「右足首の捻挫」から復帰した後も好調を維持している。西口監督も「本当に勝負強いバッティングを続けてくれているのでね。頼もしい限りです」と目を細めた。
頼れるルーキーの奮闘もあり、西武は今季2度目の4連勝で単独3位に浮上。4月を貯金1で終えた獅子は、5月は一気に上昇カーブを描く。(大中 彩未)