【ACLE】川崎Fが悲願V王手!Cロナウド封じ成功 快進撃止まらずクラブ史上初の決勝進出

2025年5月1日(木)3時33分 スポーツニッポン

 ◇ACLE準決勝 川崎F3ー2アルナスル(2025年4月30日 サウジアラビア・ジッダ)

 川崎Fは4月30日、サウジアラビアで行われたアジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)準決勝でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)率いるアルナスル(サウジアラビア)と激突。FW伊藤達哉(27)が先制ゴールを含めた2得点に絡む活躍で3ー2の勝利に貢献。守っては日本代表DF高井幸大(20)がエースのC・ロナウドに自由を与えず。クラブ史上初の決勝進出を果たし、悲願の初優勝へ王手をかけた。

 クラブ史上初の4強入りという快進撃を見せる川崎Fは、延長戦までもつれる120分の激闘となった準々決勝アルサド(カタール)戦(○3ー2)から中2日とあって先発メンバー5人を変更。主将のMF脇坂やFWエリソン、MF家長らもベンチスタートとなり19歳FW神田がプロ初のスタメンに抜てきされた。一方、中3日のアルナスルは横浜M戦(○4ー1)と同じ先発メンバーを選択。C・ロナウドを含めコロンビア代表FWデュラン、セネガル代表FWマネ、元クロアチア代表MFブロゾビッチ、ポルトガル代表MFオタービオら豪華タレントが名を連ねた。

 試合は開始30秒、GK山口がFWデュランのシュートをファインセーブ。いきなりのピンチを切り抜けると同10分に先制ゴール。マルシーニョの左からのクロスがクリアされた浮き球をFW伊藤が狙いすました右足ダイレクトボレーで芸術的な一撃を決めた。

 同28分、FWマネの個人技から失点。同点に追いつかれるも同41分、FW伊藤が敵陣でボールを奪取しゴール前に進入。味方へのパスが相手に当たって運良く“ワンツー”のような形で抜け出すとそのままシュート。これは相手GKに防がれるが、そのこぼれ球をMF大関が押し込み勝ち越しに成功した。

 2—1で前半を終えると、後半頭からFW神田とMF大関に代えFWエリソンとMF脇坂を投入。すると同31分、FWエリソンが決定機を演出。左サイド深い位置からドリブルでゴール前に進入すると味方へラストパス。これを途中出場のMF家長が左足で押し込み3点目。

 後半42分、FWヤヒアに強烈ミドルを浴び失点。後半アディショナルタイムにはC・ロナウドのフリーキックをGK山口がファインセーブするなどピンチの連続となったが、チーム一丸で守り切ってクラブ史上の決勝進出。再び中2日となる3日の決勝戦ではアルアハリ(サウジアラビア)との対戦が決まった。

 チームは2失点したものの、注目のC・ロナウドに対してはDF高井が密着マーク。前半33分、C・ロナウドの高い打点のヘッドがポストに救われる場面もあり無得点に抑えることに成功。指揮官の大胆ターンオーバーなど采配がズバリと的中し、悲願の初タイトルまであと1勝とした。

スポーツニッポン

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