ヤクルト・山野 自己最多123球熱投で今季初勝利 燕パワーユニの「緑の応燕」が力に
2025年5月1日(木)5時30分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト4—1DeNA(2025年4月30日 神宮)
ヤクルト・山野が6回1失点、自己最多123球の熱投で今季初勝利をつかんだ。
冷静に最大のピンチを切り抜けた。1—1の6回2死満塁。代打・松尾にカウント2—2から6球連続でファウルで粘られた。「しんどかったけど、データもあったので丁寧に投げた」。最後は外寄りの140キロのカットボールで狙い通りに右飛。直後の攻撃で打線が勝ち越し、白星を手にした。
今3連戦は鮮やかなグリーンの「燕パワーユニホーム」を着用し、来場者にもレプリカを配布。お立ち台では緑に染まったスタンドを見回し「いつも以上に一体感を感じた」と声を弾ませた。13年から始まった「燕プロジェクト」の通算成績は29勝16敗1分け。数日前に髪色を金から黒に変えた左腕が「緑の応燕」を力に変えた。(重光 晋太郎)