『明治の大砲』になってない? 正しい下半身リードが身に付く成田美寿々の“ポッケドリル”

2025年5月2日(金)16時26分 ALBA Net

右手は左尻のポケットを掴み、左手ではクラブを逆さに持つ(撮影:佐々木啓)

プロはインパクトでは腰が目標方向を向いた『下半身リード』の形で打っている。しかしアマチュアは、腰の動かし方が分からず、右に体重が残ってフィニッシュでバランスを崩す、いわゆる『明治の大砲』になっている人が多い。ツアー通算13勝の成田美寿々に、正しい下半身リードが身に付くドリルを教わろう。




私自身はあまり左右に体重移動せずに、左右のツマ先とカカトを前後に踏み換えるように回転しているんです。でも、腰の回し方が分からない人には、私が高校時代に教わったドリルを紹介しています。


まずクラブを左手で逆さに持ちます。普通に持つと重いし、ヘッドが走らなくてケガのもとになるからです。そして、空いている右手は左お尻のポケットをつかみます。トップまで上げたら、そのポケットをギュンと右に引いてからダウンスイング。

できるだけ速いスピードで振っていきますが、右に体重が残るとよろけてしまいます。左に踏み込みながら回転すると、速く振ってもフィニッシュでバランスよく立つことができるんです。

特に右に体重が残る『明治の大砲』タイプには即効性が高い。どう考えても人間は下半身の筋肉の方が強いので、飛距離も伸びますよ。


■成田美寿々
なりた・みすず/1992年、千葉県出身。ツアー通算13勝。極度の不振から2022年に無期限休養宣言。男子ツアーで宮里優作のキャディなどを経験して「ゴルフは嫌いになっていない」と気付き、現在はツアーに復帰している。ジェイテクト所属。

◇ ◇ ◇

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