19歳DF小杉啓太がチェルシー相手に奮闘 失点に絡むも攻撃では見せ場 ユールゴーデンは4失点大敗
2025年5月2日(金)10時26分 スポーツ報知
◆欧州カンファレンスリーグ 準決勝第1戦 ユールゴーデン1—4チェルシー(1日・テレツーアレーナ)
欧州カンファレンスリーグは1日、準決勝第1戦が行われ、U—20日本代表DF小杉啓太(19)の在籍するスウェーデンのユールゴーデンは、イングランドのチェルシーに1—4と敗れた。小杉は左サイドバックとして先発出場し、後半35分までプレー。小杉は失点にも関与したが、得意の攻撃参加からチャンスをつくるなど、プレミアの強豪相手に臆することなくプレーした。第2戦は8日に行われる。
小杉は前半、チェルシーFWマドゥエケとマッチアップするシーンも多く、スピードのある23歳アタッカーに必死に食い下がった。しかしチームは前半12分に失点すると、同43分にはマドゥエケに決められて2失点目。素早い展開でDFラインを横にずらされ、最後は小杉も間に合わなかった。
後半にはチェルシーの19歳FWジョージとのマッチアップが増えた中で、チームは後半14分にもミスから失点。小杉は左サイドの高い位置を取って、攻撃への関与を試みた。しかし攻めきれず、カウンターを受けて必死に自陣へと戻るシーンが増加。そして後半20分。自陣に戻ってヘディングでクリアした直後、自陣深くでのパスをつなごうとしたが、これがカットされて4失点目につながる形となった。
それでも小杉は攻撃的な姿勢を崩さなかった。チームは直後に1点を返すと、後半28分には小杉が左から中央のコースをドリブルで進み、パスをはたいてゴール前へ。再びゴール前でパスを受け、右足でシュートを放った。相手DFにブロックされたが、プレミアの強豪相手に堂々とプレーしてチャンスに絡んだ。第2戦はアウェーで3点差を追うことになったが、逆転の可能性を信じて迎えることになる。