オリックス・紅林が狙うパパ1号 第1子誕生で球団が配慮 2日間の“産休”サンキュー
2025年5月2日(金)5時0分 スポーツニッポン
オリックス・紅林が“パパ1号”を狙う。夫人の出産に立ち会うために4月29、30日のロッテ戦を欠場し、2日の楽天戦(楽天モバイル)から復帰予定。離脱中に第1子が誕生し、母子ともに健康と明かした正遊撃手は、「奥さんに感謝です。子供もできましたし、行動でも結果でも自覚をちゃんと示せるように、より一層頑張りたい」と新米パパとしての決意を口にした。
4月には、長女が誕生したドジャース・大谷の「父親リスト」入りが話題に。日本球界には同様の制度がなく、球団の配慮から与えられた“産休”に「チームメートや球団関係者のご支援のおかげで、無事に出産に立ち会うことができました。シーズン中に2日間も休ませてもらって、感謝しかないです」と、こうべを垂れた。同僚たちからは「大谷やな」とイジられつつ祝福されたという。
紅林が欠場した2試合でチームは連勝。代わりに遊撃に入った野口は、29日のロッテ戦で同点の9回、サヨナラ勝利をお膳立てする三塁打を放つ活躍を見せた。「休んでいた身なので、これからもっとポジションをつかみ取っていかないといけない。ちゃんとやらないといけないなと」。急性腰痛の発症もあったが、ここまで打率・276、1本塁打、5打点。攻守に欠かせない背番号24が、父の自覚も胸に、豪快な一発で首位のチームをさらなる上昇気流に乗せる。(阪井 日向)