不振の村上宗隆の復調はもうすぐ?球界OBが感じた兆し「意思がバットに伝わっている」

2023年5月3日(水)13時0分 ココカラネクスト

三振の多さは気がかりだが、村上は徐々に調子を上げているようだ(C)Getty Images

 昨年のセ・リーグ三冠王の村上宗隆はWBCの序盤こそ苦しんだものの、準決勝では逆転サヨナラタイムリーヒット、決勝では貴重な同点ホームランを放つなど勝負所で仕事をした。しかし、良い流れでシーズン入りしたが、打率。151と大苦戦。ホームラン2本とトップの中田翔(7本)と比較すると寂しさを感じる。

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 特に深刻さを感じる数字は三振率。今シーズンの三振数は107打席中41で三振率は38・3。昨シーズンの三振率20・9(612打席中128三振)と比較するとほぼ倍。直近5試合のうち4試合でも“マルチ三振”を記録している。

 長いトンネルから抜け出す兆しが見られない村上ではあるが、今後も沈黙したままなのだろうか。現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した野球解説者の高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで「三冠王獲って次の年に下手は打てないじゃん。そういう自分の成績に対してのプレッシャーもある」「WBCで大谷に衝撃を受けて、ダルビッシュに『こういうことやらないと大谷には近づけないよ』って」と語り、不調の原因が村上自身のメンタルにあると話した。

 とはいえ、「ここでホームランを打ちたい(というシチュエーションで)ホームランを打てたっていうのはなかなかないけど、ランナー三塁1アウトで(狙って)外野フライが打てた。2アウトランナー三塁で『ヒットがほしい』『追加点がほしい』、そういう時にタイムリーを打てた。段々自分が思ってる意思がバットに伝わっている」と復調の兆しはあるとも解説。ホームランは出ないまでも最低限の働きができる状態が戻ってきているようだ。

 また、得点圏打率に注目しながら「勝利打点を考えると結構あるんだよ。みんな不調って言うけど仕事はしてくれてる」」と殊勲打の多さを指摘。さらには「投げるピッチャーって怖いよ。いつ炸裂するかというのを考えると。存在感というのはすごくいいものを醸し出してる」とその存在感の大きさを語った。

 村上の後ろを打つことが多いサンタナとオスナの調子が良いため点数は取れているが、ヤクルトがセ・リーグ三連覇するためにも村上の復調が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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