麻生ボーイズ、創部初のベスト8!! 代打の切り札・越智が2戦連続の千金打…関東ボーイズリーグ大会
2025年5月3日(土)7時30分 スポーツ報知
4回戦7回、代打で同点の三塁打を放った麻生・越智
◆メニコン杯第28回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会 ▽4回戦 麻生ボーイズ(神奈川)3—2松本ボーイズ(長野) ▽5回戦 麻生ボーイズ5x—4立川ボーイズ(東京西)=延長8回タイブレーク=(4月27日・西多摩ボーイズグラウンド)
中学生の部で東北・関東甲信越の177チームが参加する最大規模のトーナメントのメニコン杯 第28回関東ボーイズリーグ大会の4回戦、5回戦が4月27日に各地で行われた。麻生ボーイズ(神奈川)は代打の切り札・越智啓翔(3年)が2試合連続で代打タイムリーを放ち、初の8強進出を果たした。3日に準々決勝、4日に準決勝、決勝が行われる。
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創部22年目の麻生が初のベスト8入り。2試合連続逆転勝ちの立役者は、代打で2試合連続タイムリーを放った越智だ。4回戦では1点を追う7回1死二塁の好機で登場。富澤清徳監督(58)が「勝負強いので、ここぞという場面で使いたかった」という期待に応えてライトオーバーの同点三塁打。その後、齋藤の二塁打で決勝のホームを踏んだ。
越智は続く5回戦でもチームを救った。延長8回タイブレークで1点を勝ち越され、その裏1死満塁で代打起用され左前へ同点打。「外角のカーブを引っかけないように逆方向に打った。百点満点のバッティングです」と満面の笑み。この一打がチームに勢いをもたらし、2死満塁から武石の押し出し死球でサヨナラ勝ち。
麻生は前身の麻生ジャイアンツ時代を含め、全国大会に春夏3度出場しているが、関東BL大会では2018年の16強が最高だった。「この大会に入ってから選手が成長した。チーム全体のレベルが上がっている」と富澤監督は手応え。富田主将は「今は先制されても、全員が逆転できると信じてプレーできている」と自信に満ちた顔つき。古豪復活へ熱い戦いが続く。
【麻生ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※富田颯真、木曽聡堯、稲葉遙士、西山修司、武石翔真、田向蒼汰、中垣陽翔、齋藤壮佑、千秋賢汰、中野祥慈、鹿野凌来、佐藤航大、越智啓翔、伊藤直太朗、藤田陽人、大橋優斗、児玉蒼太、柳町侑茉、橘翔、山口想、馬渡龍之介、鈴木琢磨
▽2年生 坂西翼、玉城聡大、清水友翔