前橋桜ボーイズ、創部初の8強入り 福原が初完封、瑞慶山も猛打…関東ボーイズリーグ大会
2025年5月3日(土)7時40分 スポーツ報知
4回戦で公式戦初完封をした福原
◆メニコン杯第28回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会 ▽4回戦 前橋桜ボーイズ(群馬)3—0江戸崎ボーイズ(茨城)▽5回戦 前橋桜ボーイズ(群馬)11—3宮城仙北中央ボーイズ(東北中央)=5回コールド=(4月27日、群馬・西毛総合運動公園野球場)
中学生の部で東北・関東甲信越の177チームが参加する最大規模のトーナメントのメニコン杯第28回関東ボーイズリーグ大会の4回戦、5回戦が4月27日に各地で行われた。春季全国大会に出場した前橋桜ボーイズ(群馬)は福原彪叶投手、主将の瑞慶山桜大捕手(ともに3年)の活躍などで初の8強入り。3日に準々決勝、4日に準決勝、決勝が行われる。
※ ※ ※
2007年創設の前橋桜が初の8強入りを決めた。投打の軸が本領を発揮した。
4回戦では先発・福原が好投。初回の1死二、三塁のピンチをしのぐと、尻上がりに調子を上げゼロを並べる。5回以降は完全投球。72球で被安打4はいずれも単打。公式戦初完封勝利だ。「(試合前の)ブルペンで(ストライクが)入らなくてどうなるかと思った」と福原。精度の悪い変化球を捨て、直球主体の投球で押した。「次の投手が準備していたので、つなごうと思った」と無欲の完封劇だ。
5回戦は1番・捕手の瑞慶山主将が躍動。初回に初球を右前に運び先制のホームを踏むと、2回には右越え二塁打、3回には右中間のタイムリー三塁打。4打数3安打の大暴れだ。
2、3回戦は終盤まで劣勢をはね返しての辛勝。瑞慶山主将は「アップから真剣にやろう」とチームにカツを入れ、自分を追い込んだ。父との打撃練習で前に行き過ぎていたポイントを修正。この日の快打につなげた。
春季全国大会は初戦敗退。悔しさを力に変えた。春季全国で1番をつけた福原は今大会「10番」も「気にしていない。自分のやることをやるだけ」とキッパリ。覚悟の決まった男たちがいる前橋桜は強い。
【前橋桜ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※瑞慶山桜大、原田虎翔、金井創佑、須田士温、塚本汰生、都筑結斗、岡本健吾、亀山翔太、福原彪叶、野口昌汰、柏瀬浬大、中條琥白、吉田怜央、松井琉輝、坂本柚妃
▽2年生
河野粋、小川叶翔、瀬沼蒼史、齋賀孝一郎、青木暖和、齋藤央侑、阿久津塁気、田中陽仁、松井翔太、栗原瑛