【リーグワン】東京SG・コルビが神業トライでPOM「トライになるとは思っていなかった」

2025年5月3日(土)19時10分 スポーツニッポン

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第17節 東京SG43—34BR東京(2025年5月3日 東京・味の素スタジアム)

 4季連続のプレーオフ(PO)進出を狙う6位の東京SGは、8位のBR東京を43—34で破り、8勝目(2分け7敗)を挙げた。総勝ち点は40となり、あす4日の横浜—神戸戦(東京・秩父宮ラグビー場)で横浜が勝ち点5を獲得できない場合は、PO進出が決定する。

 2トライを含む28得点を1人で稼ぎ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれたWTBチェスリン・コルビは「簡単な試合にならないと思い、最初から最後まで努力した。改善点はあるが、自分のパフォーマンスには満足している」と大きくうなずいた。

 前半は徹底的に蹴るプランを最後列から遂行し、相手のミスキックを誘うなどしてエリア獲得に成功。SO高本幹也がリザーブに回ったことで任されたキッカーとしても、コンバージョン1本を外した以外はキッチリとゴールポストの間に楕円(だえん)球を通した。

 一番の見せ場となったのは後半8分だ。敵陣に入ったところで乱れたパスをもらうと、わずかなスペースが見えた左サイドラインへギアを上げる。3人を交わしてさらにディフェンダーが迫ると、左足でゴロパントを転がし、トライゾーンで抑える神業トライを披露。コルビ自身、「あの場面はトライになるとは思っていなかった。チームを前に出そうとした結果、トライになった」と驚きの表情を見せる鮮烈さだった。

 南アフリカ代表としてW杯連覇を果たすなど、数々のビッグゲームを経験してきたコルビ。この一戦に向けても、「マインドセットはいつも同じ。練習からしっかり取り組み、試合で100%出す」とブレなかったという。間近に迫った4季連続のPO進出、そして初のリーグ制覇に向け、東京SGには心強い優勝請負人がいる。

スポーツニッポン

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