【日本ハム】玉井大翔が576日ぶりに1軍登板…1回を無安打無失点「少しホッとした部分はあります」

2025年5月4日(日)6時40分 スポーツ報知

日本ハム・玉井

◆パ・リーグ 西武4—3日本ハム(3日・エスコンフィールド)

 日本ハムは3日、西武との接戦を3—4で落とし連勝は3でストップ。本拠地エスコンでは3勝11敗となった。8回には玉井大翔投手(32)が2023年10月5日の楽天戦(楽天モバイル)以来、576日ぶりの1軍登板。死球を1つ与えたものの、1回を無安打無失点に抑えた。18年から6年連続40試合以上登板を誇る鉄腕が、1軍のブルペンに帰ってきた。

 感慨に浸る余裕はなかった。昇格から9日目でようやく迎えた今季初登板。3つ目のアウトを三ゴロで取ると、玉井=写真=は息を吐きゆっくりベンチへ戻った。576日ぶりの1軍マウンドを無安打無失点で終え「とりあえずゼロで抑えたっていうところは良かった。少しホッとした部分はあります」と振り返った。

 らしさを見せる場面もあった。一発を放っていたネビンの内角にシュートを投げ込み、死球で唯一の走者を許した。「あれも含めて自分のピッチング。当てないでインコース突きながらというのがベストですけど、そこも含めて今後もっともっと突いていけたら」。ブランクがあっても、強気のピッチングは変わらない。

 昨季は腰痛などの影響で1軍登板なし。オフにはサイドスローにも取り組み「いろんなことに気づけましたし、いろんな取り組みもできたので意味のあるものだった」と“空白の1年”を位置づけた。腕は昨季よりやや下の位置まで再度上がってきたが、それも進化の過程だ。「今後のピッチングによって、去年1年ああいう形でやって良かったと思える」と先を見つめている。

 シーズンは始まったばかり。「ホッとしてもいられない立場。一試合一試合集中して、自分のピッチングができるように準備だけはしっかりしていきたい」。充実度が増すブルペン陣の中で、新庄監督の序列を覆していく。(山口 泰史)

 〇…加藤貴は2回に3者連続三振を奪うなど好調な立ち上がりも、4回にネビンに先制ソロを被弾。6回には2死から万波の失策で出た走者を、渡部聖の適時打でかえされた。6回5安打2失点、自責1の好投も今季2敗目を喫し「いいピッチャーを相手に先制点を与えてしまい、次の1点も防ぐことができませんでした」。

スポーツ報知

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