スキージャンプの葛西紀明がギネス世界記録TMの認定証をお披露目…自身9度目の五輪出場も視野
2025年5月4日(日)6時49分 スポーツ報知
ギネス世界記録TM認定証を手に笑顔の葛西
スキージャンプの葛西紀明(52、土屋ホーム)が3日、札幌市内で行われたトークショーに参加した。昨季更新したW杯通算個人最多579戦出場のギネス世界記録TMの認定証を初披露。ミラノ・コルティナ五輪が開催される来季の野望を明かした。
来月6日に53歳の誕生日を迎えるレジェンドは、さらなる高みを目指している。すでに7つの同記録を保持しているが「7つ目をもらったときにイチローさんと並んだと聞いたので、8つ目を取らないといけない気持ちになった。『最年長で飛距離200メートル以上を飛んだ』という称号をもらうために頑張る」とビッグな目標を口にした。
ギネスだけでなく、自身9度目の五輪出場も視野に入れている。現時点で代表入りは厳しい状況にあり「サマージャンプからアクセル全開で表彰台に上がらないといけない」。夏の国内大会やW杯下部のコンチネンタル杯で結果を残してW杯メンバー入りし、逆転でのイタリア行きを目指す。
シーズン中から欠かさないランニングをオフも続け、4月は昨年より25キロ多い85キロを走破した。今月下旬からは毎年恒例の宮古島合宿で基礎を固め、勝負の五輪イヤーに臨む。
(島山 知房)
〇…五輪3大会連続出場中の伊藤有希(30、土屋ホーム)は、異種競技を取り入れて悲願の金メダル獲得を目指す。4月からフラダンスとバレエの教室に通っていることを明かし「チャンスがあればやりたいと思っていた。新たな刺激というか、ヒントを得られたら」。練習の一環で、発表会などへの出演予定はないが「(宮古島合宿の)メディア公開までに準備しておきます」と、南国でのお披露目を予告した。