【男子ゴルフ】浅地洋佑 4年ぶり涙の4勝目「勝手に涙が出てきた」ショット不調に苦しんだ3年乗り越え

2025年5月4日(日)20時3分 スポーツニッポン

 ◇男子ゴルフツアー 中日クラウンズ最終日(2025年5月4日 愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 最終ラウンドが行われ、首位から出た浅地洋佑(31=フリー)が通算7アンダーで、4年ぶり4勝目を挙げた。優勝を決めた後は歓声に応えながら涙を流した。

 「この3年間のいろんなことが頭の中で流れてきて、それがようやく報われるというか、嫌な気持ちがなくなると思ったら勝手に涙が出てきました」

 「完全に自信をなくしていた」という苦しい3年を乗り越えてつかんだ1勝だった。21年マイナビABCチャンピオンシップで優勝した翌年に賞金シードを失った。21年シーズンが終わり1、2週間休んでクラブを握ると、「曲がるし、飛ばないし、乗らない」というほど、ショットが不調に陥った。試合にも「行きたくなかったです。行っても練習したくなかったし、人に見られたくなかった」。不調から脱出するために昨年、10年ぶりにコーチをつけた。植村啓太コーチに教えてもらい、理論から理解することで、徐々に状態は向上した。

 不調の中でもアプローチは健在だった。この日も6番と10番でチップインバーディーを奪った。「今日はアプローチでしのぐしかないなと思っていたので、たまたま入ってくれて本当にラッキーだった」。特に10番は1打差で追っていた首位に並ぶ1打になり「完全に狙っていた。この風の中でもこのプレーがあったから耐えられた」と手応えを示した。

 11年にプロ転向し、これで4勝目。今までの3勝とは違うという。「勝ち方を知っているはずなのに、初優勝の時みたいにソワソワした感じ。久々すぎてあまり感覚がなかったんですけど、とにかく嬉しかった」。今後へ向けて「国内メジャーを獲りたい」と意気込んだ。

スポーツニッポン

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