内藤哲也、新日本ラストマッチ白星締め!大歓声を背にセルリアンブルーのリングに別れ 盟友BUSHIは涙
2025年5月4日(日)16時54分 スポーツニッポン
◇新日本プロレス(2025年5月4日 福岡国際センター)
新日本プロレスは4日、福岡国際センター大会を開催。内藤哲也(42)が新日本ラストマッチを勝利で飾った。
新日本ラストマッチは8人タッグマッチ。同じコーナーには「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の仲間である鷹木信悟、高橋ヒロムそして内藤と同じく新日本を退団するBUSHIが並んだ。石井智宏、タイチ、TAKAみちのく、海野翔太組と対戦した。
新日本に別れを告げるカリスマは会場を揺らすかのような「内藤コール」を受け登場。口元に笑みを浮かべながら、ゆっくりと一歩ずつ進み、リングに入った。盟友・BUSHIはマスクの奥で涙を浮かべた。
内藤は序盤から積極的に仕掛けると、BUSHIとの連係から完璧なスイングDDTを決め、会場のボルテージは最高潮に達した。
最後は鷹木がTAKAをバーニングドラゴンで沈め、3カウント決着。再び会場に起こった「内藤コール」を一身に浴びながら、内藤は会場を後にした。
今年に入ってフリー参戦していることが、一部で報じられていた内藤。4月16日に激震が走った。新日本プロレスは内藤とBUSHIの退団を発表。19日の後楽園大会の試合後マイクでは「オレとBUSHIは、5月4日、福岡国際センターを最後に、この新日本プロレスのリングを去りますが、またオレとBUSHIが、この新日本プロレスのリングで、みなさまの前で試合をする日が来るのか、それとも来ないのか、その答え……、もちろんわかるでしょ?そう、答えはもちろん!トランキーロ!焦っせんなよ!」とメッセージを残し、東京ではラストとなる「デ・ハポン」の大合唱で締めた。
26日に開催された「心のホーム」と公言する広島大会ではタッグマッチでタイチに敗戦。試合後のリング上で大の字に倒れた内藤はタイチから言葉を投げかけられ、珍しく涙を流した。「今日を迎えるまで、グッとくるものはなかったような気がしたんだけどね。でも今日、俺の“ホーム”であるここ広島のお客様からの声援を聞いてさ、なんか、目から汗が出ちまったよ」と涙の理由を明かした。
新日本ラストマッチの前夜となった3日の福岡大会後には「普段通りのいつも通りのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンそして内藤哲也をお見せしますよ」と誓っていた。