【スポクラ】日本勢過去最高W杯2位の大政涼が帰国「自信はあった」スピード日本記録保持者
2025年5月5日(月)15時0分 スポーツニッポン
スポーツクライミングW杯のスピード第2戦で日本勢として過去最高の2位に入った男子の大政涼(22=ダイキアクシス)が5日、大会の行われたインドネシア・バリから羽田空港に帰国。気温35度以上という過酷な条件下で優勝にあと一歩に迫り、「自分が調子がいいと分かっていた。自信はあった。狙っていた」と振り返った。
大政は予選を5秒24の12位で通過すると、決勝トーナメントでは準々決勝で4秒90、準決勝で4秒99を叩き出して決勝に進出。パリ五輪銅メダルのサミュエル・ワトソン(米国)との決勝はまさかのフライングで敗れたものの、「これまでの練習でスタートの動きを変えた。一発を狙っていた」と後悔はしていない様子だった。
4月には4秒87の日本記録を打ち立てている大政。W杯第3戦(31日開幕、米デンバー)に向けて「リアクションタイム、スタートのトレーニングに力を入れたい。目標は決勝に残り、連続表彰台に上るのと、日本記録の更新」と鼻息荒かった。