【2世が振り返る】立大・小野馨子マネジャー 父・晋吾氏の執念受け継ぎ、幼なじみと“共演”も
2025年5月5日(月)5時30分 スポーツニッポン
きょう5日は「こどもの日」。プロ、アマチュア球界で活躍する、父にプロ野球選手を持つ「2世選手」たちが、少年時代の思い出や夢などを振り返り、父への感謝や今後への決意を語った。
【立大・小野馨子マネジャー】
ロッテのプロスカウトを務める小野晋吾氏(50)は現役時代の00年、日曜日に9連勝を挙げ「サンデー晋吾」と称された。内角にしつこくシュートを投げ込んだ執念。「パパに(性格が)似ていると言われます」と長女の立大・馨子(けいこ)マネジャー(4年)が受け継いでいる。
中学、高校は女子校で野球部がなく、立大ではマネジャー希望も既に定員に達していた。だが父親譲りの執念で道を切り開く。1年時の6月、当時の溝口智成監督を駐車場で待ち伏せて直談判。「野球部に入るために立教に入った」と2度の面接で熱く語り、ついに願いは成就した。
昨春から神宮で場内アナウンスを担当。かなえたい夢もある。東大のエース右腕・渡辺向輝投手(4年)はロッテで活躍した下手投げ右腕・俊介氏(現日本製鉄かずさマジック監督)を父に持つ。小野マネジャーと渡辺は幼少期から球場で顔を合わせていた仲で、「まだ向輝の試合でアナウンスをしたことがないので、できたらいいなって」。24日から始まる立大—東大戦。ロッテ魂を受け継ぐ幼なじみが共演する。 (柳内 遼平)