西武 清川栄治さん命日に白星を届けられず 先発・渡辺勇太朗は「“1”の付くボールでやられて...」
2025年5月5日(月)22時13分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武0ー2ソフトバンク(2024年5月5日 ベルーナD)
天国の恩師に白星を届けられなかった。
西武の先発・渡辺勇太朗は気迫満点の投球。7回108球を投げて5安打2失点の熱投も実らず、今季3敗目を喫した。
この日は昨年62歳で亡くなった元コーチの清川栄治さんの命日で、三塁ベンチには背番号92のユニホームが飾られた。
19年の入団1年目から2軍で指導を受けていた渡辺は「いろいろお世話になりました」と振り返る。
4回無死一塁では山川の強烈なライナーを好捕。飛び出していた一塁走者をアウトにし、併殺を完成させた。
「あのピッチャーライナーも、清川さんにたくさんノックをしてもらったから。その成果が出た」
悔やんだのは6回、山川に初球を本塁打された場面だ。
清川さんには「1球目、1ストライク目とか1の付くボールを大切にしろ」と指導されていたという。
しかし山川に打たれたのは初球。「1の付くボールでやられてしまった…。次回、清川さんにいいところを見せられるように頑張りたい」。次こそ、白星を届ける。そして成長した姿を天国の清川さんに見せるつもりだ。