巨人ショック!主砲・岡本和真が初回守備で負傷交代 一塁ベース上で中野と交錯、左肘痛めたか
2025年5月6日(火)18時14分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—阪神(2025年5月6日 東京D)
巨人の岡本和真内野手(28)が6日の阪神戦(東京D)に「4番・一塁」で先発出場。初回の一塁守備で負傷し、途中交代した。
試合開始早々に起きた衝撃の瞬間だった。
先発左腕・井上が1番・近本に左前打され、無死一塁。2番・中野は三塁前へセーフティー気味に送りバントし、ドラフト2位ルーキーでプロ初スタメンとなっていた三塁・浦田がこれを処理して岡本の守る一塁へ送球した。
そして、一塁ベースへ全力疾走してきた打者走者の中野の体と捕球しようとした岡本の左腕が交錯。次の瞬間、岡本は右手で左肘付近を押さえてグラウンドに倒れこんだ。
急いで二塁手・吉川が岡本に駆け寄ったが、岡本は交錯した時に勢いよく反対方向へもっていかれた左肘を押さえたまま苦悶(もん)の表情。トレーナーに付き添われて自力で歩いてベンチに向かったが、顔は大きくゆがみ、背中は丸まったまま。痛みの強さを感じさせる衝撃的なシーンだった。
岡本がベンチ裏に消えると、阿部監督、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチも岡本の様子を見るためベンチ裏へ。直後に岡本の途中交代が場内アナウンスされ、秋広優人内野手(22)が緊急出場して一塁守備に就いた。
だが、攻守の中心選手である岡本の衝撃的な姿にナインは動揺を隠せず。
井上は試合再開直後、3番・森下に左前適時打されて先制点を失うと、2死後には5番・大山の飛球を今季2度目のスタメンで左翼に入っていた40歳のベテラン長野が落球。井上は6番・小幡にも右越え適時二塁打を浴びて初回から2失点となった。
井上は7番・中川には四球を与えて2死満塁とさらにピンチは続いたが、8番・梅野を中飛に仕留め、それ以上の得点は許さなかった。
岡本は開幕から全32試合に4番で先発出場。チーム事情により試合によって一塁、三塁と守備位置を変更しながらここまで打率.308(リーグ3位)、8本塁打(同2位)、25打点(同3位)の好成績を残している。
なお、開幕は一塁で迎えた岡本だが、最近は三塁での出場が続いており、一塁でのスタメンは4月27日の阪神戦(甲子園)以来7試合ぶりだった。