京都が逆転勝ち DF福田「走り切る京都らしいサッカーを出せて勝てた」

2025年5月8日(木)6時0分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第15節 京都2—1町田(2025年5月7日 ギオンS)

 京都は町田に2—1で逆転勝利を収めた。試合終了間際にDF福田心之助(24)が劇的な決勝弾。FWラファエル・エリアス(28)が今季初のベンチ外で、FW原大智(26)も負傷交代するアクシデントに見舞われたが“走力戦”で連敗を「2」で止めた。

 興奮冷めやらぬ福田の言葉が今季の躍進を象徴していた。「走り切る京都らしいサッカーを出せて勝てた」。後半アディショナルタイムも4分経過し、波状攻撃から最後は左足を振り抜いた。「あまり覚えていない」と笑うが、地を這う弾丸シュートは日本代表GK谷も見送るしかなかった。

 チームも、福田自身も苦しかった。2連敗中。エリアスが今季初のベンチ外で、原も左太ももを痛めて前半22分で負傷交代した。昨季J1スプリント王に輝いた福田自身も沖縄キャンプで負傷し出遅れ。4月に復帰したが「今年ブラッシュアップされたものに対して僕自身が付いていけていない」と悩む日々だった。

 ただ危機的状況が逆に火を付けた。この試合のチーム総走行距離は125キロ842メートル、同スプリント回数161回。町田の121キロ971メートル、126回を上回り、福田はそれぞれチーム2位の数値を残した。迷いを吹っ切り、走り回った。

 トゥーリオを含めて強力3トップ不在で奪った勝ち点3。タイトルを目標に掲げる中、この1勝はチームに自信と勢いをもたらすに違いない。(飯間 健)

スポーツニッポン

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