「僕はホームラン打者じゃない」2安打1打点のキム・ヘソン“お試し昇格”で連日活躍「落ち着いてきた」
2025年5月8日(木)9時14分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース10—1マーリンズ(2025年5月7日 マイアミ)
ドジャースの金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)が7日(日本時間8日)、敵地でのマーリンズ戦に「8番・中堅」で3試合連続先発出場。4打数2安打1打点でチームの勝利に貢献した。
第2打席までは凡退したが、1—0の7回1死一、二塁の第3打席で痛烈なゴロを右前に運び、二塁走者・アウトマンが好走塁で生還。貴重な追加点を奪った。8回にも1死一塁から右前打を放ち、マルチ安打をマークした。
試合後、インタビューに応じたキム・ヘソンは「初日よりは落ち着いてきた」と3試合連続となる先発出場とあり、メジャー昇格初日より平常心で臨めているとした。
また、2安打1打点とバットで貢献し、打席での考え方については「僕はホームランバッターではありませんし、ホームランを狙っているわけでもない。塁に出ることでチームに貢献できる選手。どうにかして塁に出ようと思っている」と自身の役割を冷静に語った。
さらに、ロハスやパヘスらチームメートから積極的に話しかけてもらっている姿も映し出され「1年目なので知らないことが多い。初めてなので、親切に教えてもらっているので野球をする上でとってもいい」と周囲の優しさに感謝した。
この日は本職の内野ではなく外野で先発出場。ロバーツ監督は試合前に「本来ならキケ(・ヘルナンデス)をセンターで起用するつもりでした。ただ、今回キム・へソンをセンターで起用してみるのは良い機会だと思った。彼は身体能力が高く、野球センスのある選手ですし、センターでもしっかりやってくれると考えています」と意図を説明した。
エドマンが右足首を痛め負傷者リスト(IL)入りしたことに伴って、メジャー昇格が決まったキム・ヘソン。“お試し昇格”で大活躍し、首脳陣に強烈な印象を植え付けた。