アーセナル、今夏のイサク獲得は困難か…ベルタSD就任でギェケレシュが現実的な選択肢に?

2025年5月9日(金)13時26分 サッカーキング

アーセナルが関心を寄せる(左)イサクと(右)ギェケレシュ [写真]=Getty Images

 アーセナルが前線強化に向けて複数名の動向を注視しているようだ。8日、『BBC』や『テレグラフ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 2019年冬にミケル・アルテタ監督が就任して以降、毎シーズン着実に進歩を遂げ、プレミアリーグ優勝争いの常連となったアーセナル。しかし、ここまで獲得したタイトルは2019−20シーズンのFAカップと2度のFAコミュニティシールドのみ。今シーズンはプレミアリーグでリヴァプールに独走優勝を許したほか、チャンピオンズリーグ(CL)とカラバオカップでは準決勝で敗退し、すでに無冠が確定している。

 こうした状況を打破するべく、今夏には大型補強に動くと見られており、新たに就任したアンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)を中心に準備が進んでいる。とりわけ盛んに噂されているのが前線の補強。現在のスカッドにおいてセンターフォワード(CF)を務めるドイツ代表FWカイ・ハヴァーツやブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとはタイプの異なる一線級のストライカーの獲得を画策しているようだ。

 “トップターゲット”とされているのがニューカッスルに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクだ。アルテタ監督をはじめとしたクラブスタッフは、現チームに完全に合致するプロフィールを持ったイサクの獲得を熱望しており、選手本人も今夏の移籍には前向きな模様。しかし、現行契約を2028年6月末まで残すニューカッスルは売却の意思を示しておらず、1億5000万ポンド(約289億円)という値札をつけている。同クラブが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した場合には、今夏の獲得はさらに困難なものになる見込みだ。

 こうした状況を考慮し、クラブ内ではスポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュとライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの2名が、より現実的な選択肢として検討されているようだ。シェシュコについては以前から動向を注視しており、昨年夏の獲得も噂されていたが、ベルタSD就任後はクラブ内でギェケレシュの評価が上昇している模様。6500万ユーロ(約106億円)から7500万ユーロ(約123億円)での獲得が見込めることもあり、オファーを提示する可能性は以前よりも高まっているようだ。

 イサクは今シーズンの公式戦40試合で27ゴールをマークしており、カラバオカップ制覇にも大きく貢献。一方のギェケレシュも公式戦49試合で通算52ゴールをマークするなど異次元の決定力を発揮している。

 なお、アーセナルはCF以外の補強も画策しており、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディやアスレティック・ビルバオ所属の同FWニコ・ウィリアムズ、ドルトムント所属のU−21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンスらに関心を寄せているようだ。

サッカーキング

「アーセナル」をもっと詳しく

「アーセナル」のニュース

「アーセナル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ