【欧州CL】アーセナル今季も無冠...アルテタ監督は相手GKに脱帽「前半20分で3―0にしないと」
2025年5月8日(木)8時8分 スポーツニッポン
◇欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦 パリ・サンジェルマン(フランス) 2—1(2戦合計3—1)アーセナル(イングランド)(2025年5月7日 フランス・パリ パルク・デ・プランス)
アーセナルは05〜06年シーズン以来19季ぶりの決勝進出を逃した。ホームで0—1で敗れた第1戦に続き、敵地での第2戦でも1—2でパリSGに屈し、2戦合計1—3で準決勝敗退。欧州初制覇はお預けとなった。
序盤から優位に進めたが、MFライスがヘディングシュートを外し、FWマルティネッリとMFウーデゴールのシュートは相手GKドンナルンマのスーパーセーブに止められた。カウンターからゴール前で粘ったFWサカが1点を返したのは後半31分になってから。同34分にはそのサカが決定的なチャンスを外し、勝負は決した。
アルテタ監督はTNTスポーツのインタビューで「スコア以上に内容は競っていた。私が見る限り、これまでの大会で我々より優れたチームは100パーセントなかったと思う」と強調。その上で「2試合を通じてのベストプレーヤーは彼らのGK。試合の入り方からすれば、前半20分には3—0となっていなければいけなかった」と相手守護神に脱帽した。
リーグフェーズを3位で通過し、準々決勝では昨季覇者レアル・マドリード(スペイン)を圧倒した。しかし、国内リーグはリバプールの独走優勝を許し、FA杯は3回戦でマンチェスター・ユナイテッドに、リーグ杯は準決勝でニューカッスルに苦杯。今季も無冠が確定した。ライスは「勝つためには時には負けなければならないし、挫折を乗り越えて、人として選手として、そしてチームとして精神的に成長していかなければならない」と巻き返しを誓った。