大鵬の孫・夢道鵬「とんでもない憧れを持っていた」母校・埼玉栄高から化粧まわし 兄の王鵬からもエール
2025年5月9日(金)16時50分 スポーツニッポン
大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)で新十両昇進を果たした、元横綱・大鵬の孫で幕内・王鵬の弟、夢道鵬(23=大嶽部屋)が9日、さいたま市の母校の埼玉栄高で行われた化粧まわし贈呈式に出席した。
オレンジ色の化粧まわしを手にし、「埼玉栄のオレンジ色の化粧まわしは学生の時から、とんでもない憧れを持っていた。今日、実物を初めて見て凄く感動している」と感激した様子。母校での経験を踏まえ、「一日一日、無駄にせず稽古してきたことが結果となって十両に上がることができたと思って、これからも埼玉栄高校で学んだことを忘れずに一生懸命頑張っていきたい」と力を込めた。
祖父は優勝32回を誇る昭和の大横綱・大鵬で父は元関脇・貴闘力、兄に幕内・王鵬の相撲一家に育ち、孫として入門時から注目されてきた。同席した埼玉栄高相撲部の山田道紀監督は「一回優勝してから、ポーンと上がったタイミングでチャンスをつかんだ。大鵬という大きい看板はあるけど、上を見て自分たちの個性を生かして、頑張ってほしい」と期待を込めた。王鵬も出席し、「本人が頑張った結果。僕もそうだったけど、オレンジ色の化粧まわしは本当に憧れだったので、しっかり見合った良い相撲を取っていってほしいなと思う」とエールを送った。
初場所は全勝で幕下優勝を飾り、西幕下3枚目で迎えた先場所は4勝3敗で勝ち越し。2日後に迫った夏場所へ向け、「全部勝つ」と意気込んだ。