DeNA 劇的サヨナラ!林が延長10回にプロ初劇打で涙 オースティン9回同点打、バウアーは8回3失点
2025年5月9日(金)21時21分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ DeNA4X−3広島(2025年5月9日 横浜)
DeNAが劇的サヨナラ勝利で、広島を下した。4回に松尾汐恩捕手(20)の2号ソロで先制。直後に先発のトレバー・バウアー投手(34)が2ランを浴びるなど3失点で勝ち越しを許したが、9回にタイラー・オースティン内野手(33)の適時左前打で同点に追いつき、延長戦に突入した。延長10回に途中出場の林琢真内野手(24)がサヨナラ打を放った。
林がプロ初サヨナラ打を放った。延長10回、先頭の松尾が右中間への二塁打で出塁すると、1死二塁から林が左中間を破る決勝二塁打。チームメートからウオーターシャワーで祝福され、ヒーローインタビューでは大粒の涙を流した。
守備でもビッグプレーでチームを鼓舞した。延長10回2死二塁の場面、板倉の三塁側カメラマン席に飛んだ打球を柵を越えてキャッチ。ワンプレーで流れを引き寄せた。
4回に松尾の2号ソロで先制。しかし、この直後に3回まで完全投球だったバウアーが広島打線につかまった。ファビアンに同点打を打たれると、末包に逆転の2ランを浴びた。
打線は7回1死から度会が左中間への当たりで好走塁。リプレー検証後の判定も変わらず、二塁打として好機を演出した。2死三塁から、佐野の適時右前打で1点差に迫った。
1点を追う9回1死、度会が右翼線への二塁打でチャンスを作ると、オースティンが左前への同点タイムリーを放った。オースティンは1軍復帰後初打点。8回3失点と粘投したバウアーの黒星は消え、3−3で延長戦に突入した。
▼三浦監督 (サヨナラ打の林に)ファウルフライも気持ち、気合で捕りましたし、最後の打席も食らいついて気持ちで良く決めてくれました。(バウアーは)状態も良かったと思いますし、1イニングだけやられましたけど、その後はしっかり粘ってくれたと思います。