京都・チョウ監督は「後半に力を出せるのはウチのアドバンテージ」名古屋戦も総合力で走り勝つ

2025年5月9日(金)16時53分 スポーツニッポン

 京都は9日、非公開練習を終えた後にチョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督(56)が11日の名古屋戦に向けて取材対応した。

 7日の町田戦は後半終了間際のアディショナルタイム5分にDF福田心之助(24)が劇的なミドルシュートを決めて勝ち点3を奪った。チョウ監督は「セレッソ戦は本当にほぼパーフェクトな立ち上がりだったのに、1点はまだしも、2点取られて追いつかれちゃう。自分たちの覚悟が足りなかったなと映像を見せながら話をして。前半を最少失点で抑えると後半にああいう力を出せるのはウチのチームのアドバンテージだと思っているので。全員で戦う姿勢を見せられた非常に大きい試合だったと思います」とメンタルをケアして後半の爆発力を呼び込んだ。

 町田戦でベンチ外だったFWラファエル・エリアス(26)と24分に負傷交代したFW原大智(26)は名古屋戦に間に合わない可能性が高い。「彼らはチームとして大事な存在ですけれども、長いシーズンそういうことも絶対あるので。その中で自分たちの最大値を見つける準備をしていかなくてはいけない」と指揮官。むしろ町田戦で後半開始から投入した36歳のFW長沢駿の活躍を挙げて「走行距離も7000近くあって、あの歳であれだけ走れるのは驚くべき数字だと思いますし。駿があれだけ頑張ったら若い選手も、もっともってって気持ちになる。そこをうまく生かしながらチームを作っていきたい」とベンチの力を最大限に生かして戦う。

 名古屋から今季完全移籍したMF米本拓司(34)にとっては初めての古巣戦となる。旧知のFWマテウス・カストロ(30)らの個の力を警戒しながらも「サンガというチームはチームで戦う。愚直にやり続けることが大事。チームとして総合力で上回ればいいと思います」とチーム力で勝ち点3を取りにいく。町田戦でJリーグ通算400試合出場となったが「“J通算”なんで」と背番号8は通過点を強調。「J1の400試合までは。ケガが多かったんで、ケガなく頑張りたいなと思います」とあと14試合で達成するJ1での節目に向けて意欲を燃やしていた。

スポーツニッポン

「チョウ」をもっと詳しく

「チョウ」のニュース

「チョウ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ