【リーグワン】BL東京が劇的トライで14年ぶり首位突破 ブラックアダーHC「大事にかみしめたい」
2025年5月10日(土)18時45分 スポーツニッポン
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部最終節 BL東京 49—28 横浜(2025年5月10日 東京・秩父宮ラグビー場)
首位のBL東京が横浜を49—28(前半21—14)で下して15勝2敗1分けとした。3トライ差以上の勝利で得られるボーナスポイントも獲得。総勝ち点を71に伸ばし、トップリーグ時代の2010〜2011シーズン以来となるレギュラーシーズン1位が確定した。
BL東京は前半9分、速いパス回しからCTBセタ・タマニバル(33)が先制トライ。同17分には、スクラムからSH杉山優平(27)が持ち出してトライゾーンへ一気に走り込んだ。さらに同26分、PRタウファ・ラトゥ(27)が相手のディフェンスを正面から吹っ飛ばして力強くトライ。その後2本のトライを許し、21—14で折り返した。後半は中盤で交互にトライを取り合う展開。42—28で迎えた後半ロスタイムのラストワンプレー、SOリッチー・モウンガ(30)のキックパスをWTB桑山聖生(28)が右端のトライゾーンでキャッチした。最後の劇的トライで3トライ差がつき、貴重な「勝ち点5」を獲得した。
トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチは「ボーナスポイントを確定させる最後のトライが今季の大半でノンメンバーだった桑山聖生でうれしく思いました。主将からノンメンバーまで、全員が戦ってきた結果だと思います」とチームの総合力を評価。「レギュラーシーズン1位は長いシーズンを戦って勝ち取ったものなので大切にしたい。チームとして大事にかみしめたい」と話した。
上位6チームによるプレーオフはシードとなり、24日の準決勝から登場する。昨季王者の指揮官は「レギュラーシーズン終わったけど、選手たちはまだまだハングリー」と慢心せず連覇へ向かっていくことを見据えた。