【リーグワン】今季初トライの東京SG・松島幸太朗「チャレンジャーとして」下克上Vへ決意
2025年5月10日(土)21時12分 スポーツニッポン
すでに4季連続のプレーオフ(PO)進出を決めていた東京SGは、昨年12月の開幕節以来となる埼玉戦で17—60の大敗を喫した。レギュラーシーズン(RS)は8勝2分け8敗、総勝ち点40の6位で終了。POは準々決勝からの登場となり、18日に東大阪市花園ラグビー場で3位の・東京ベイと対戦する。
前半4分に先制トライを許すなど、終始リードを許した東京SG。同10分にWTBチェスリン・コルビのPGで3点を返し、同25分にはFB松島幸太朗が今季初トライで反撃したが、時間の経過とともにリードを広げられた。
開幕前の故障で、今季初出場は3月の第10節と出遅れた松島は、「今日はシンプルに、インテンシティ(強度)もセットプレーもうまくいかなかった」と振り返った。ただ個人としてはパフォーマンスが向上しており、この試合でもタックルを弾いて突破するなど、力強いキャリーを何度も披露。「試合を重ねて感覚は戻っている。良くなったと思う」とうなずいた。
チームは勝率5割でRSを終えるなど、近年では最も苦しいシーズンを過ごしながらもPO進出を決めた。下克上でのリーグワン初制覇へ、最初に立ちはだかるのはリーグ屈指のパワーFWを誇る東京ベイ。今季の対戦も1分け1敗と分が悪いが、松島は「しっかり自分たちのペースになるようにボールを動かしたい。多くの人はクボタ(東京ベイ)が勝つと思っていると思うけど、チャレンジャーとして思い切りプレーしたい」と言葉に力を込めた。