【サーフィン】五十嵐カノアがCT第6戦で3位 年間順位は4位に上昇でファイナルズへ前進
2025年5月10日(土)18時12分 スポーツニッポン
◇ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)第6戦ボンソイ・ゴールドコースト・プロ(2025年5月10日 オーストラリア・クイーンズランド州)
サーフィンのプロ世界最高峰ツアー第6戦は最終日を迎え、21年東京五輪男子銀メダルの五十嵐カノア(27)は3位に入った。19年5月のコロナ・バリ・プロテクティッド以来、6年ぶり2度目のCT優勝は逃したが、年間ランキングは6位から4位に浮上。22年以来となる上位5人によるファイナルズ(9月、フィジー)進出へ前進した。
第4戦まで5位が最高成績だった五十嵐だが、オーストラリアシリーズ初戦となった先月の第5戦リップ・カール・プロで2位に入ると、ゴールドコーストに舞台を移しても好調を維持した。最終日のこの日は準々決勝でジョーディー・スミス(南アフリカ)を撃破。準決勝では地元オーストラリアのジュリアン・ウィルソンに僅差で敗れたが、2戦連続の4強入りの快進撃を見せた。
22年にはワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)を制して初の世界一になった五十嵐は、2大会連続出場となった昨夏のパリ五輪では3回戦で敗退。CTでも年間17位と振るわなかったが、心機一転のシーズンで好調を維持。真の世界一と言えるCT総合優勝へ、期待を抱かせる結果となった。