大谷翔平、3戦連発13号なるか リーグ単独トップへ Dバックス戦「1番・DH」でVS元サイ・ヤング右腕
2025年5月11日(日)5時34分 スポーツ報知
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス—ドジャース(10日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場する。劇的な“バンザイ弾”から一夜明け、今季初の3試合連発となる13号アーチに期待がかかる。
前日9日(同10日)の同戦では、11—11の1死一、二塁で変則右腕・トンプソンのスプリットを完璧に振り抜いた。打球速度113マイル(約181・9キロ)、角度26度、飛距離426フィート(約129・8メートル)で右中間席へ。2戦連発の12号は今季初の3ラン。劇的な決勝アーチで本塁打王争いでメジャートップタイに浮上した。大谷は打った瞬間、バットを投げ捨ててバンザイ。MLBが公式Xで「もはや映画」と表現した名場面が飛び出し、敵地ながら「MVPコール」が巻き起こった。
最近7戦5発と量産態勢。毎年爆発する6月を前に、9日終了時点でジャッジ(ヤンキース)らを捉えた。チーム39試合目での12号は54本塁打した昨季よりも5試合も早い自己最速だった。この日、ジャッジがアスレチックス戦で2発を放って大谷を突き放したが、13号が出ればシュワバー(フィリーズ)を抜いてリーグ単独トップに立つことになる。
真美子夫人、長女と会えない今季最長のビジター10連戦もこの日が9戦目。Dバックスの先発、C・バーンズ投手(30)と大谷はこの日まで通算6打数3安打の打率5割、1本塁打、1打点。21年サイ・ヤング賞右腕がオリオールズに所属していた昨年8月には、自身と愛犬・デコピンのボブルヘッドデーに先頭打者本塁打を放っている。難敵であることは間違いないが、相性は悪くない。無双モード突入の気配が漂う背番号17が再現を狙う。