九産大 “劇的”開幕7連勝 4番・北村「人生初」サヨナラ弾 11日も勝てば5季連続49度目V王手

2025年5月11日(日)6時0分 スポーツニッポン

 ◇福岡六大学野球第5週1日 九産大8-6九共大(2025年5月10日 福工大)

 第5週1日目の3試合が行われた。首位の九産大が九共大を8—6で下し、開幕7連勝。5季連続49度目のリーグ優勝へ向けた大事な初戦をものにした。6—6の9回無死一塁で「4番・一塁」の北村健一郎(4年)が左越えへサヨナラ2ラン。劇的な幕切れとなった。2位の福工大は5回コールド13—0で九工大に圧勝した。

 打った瞬間に確信した。9回無死一塁、フルカウントからの6球目。北村は内角の直球を振り抜くと、打球は美しい放物線を描いて左翼フェンスを越えた。「人生初」のサヨナラ弾。ライバルを打ち砕いた。

 「序盤に全然、結果を残せなかったので4番として一番いい場面で打てるように集中していました」

 4回2死三塁の第3打席で右前適時打を放ったが、最初の2打席は内角を攻められ凡退。だからこそ内角の決め球は読んでいた。“三度目の正直”はこれ以上ない殊勲打。「1戦目が大事だったので、ホッとしました」と胸をなで下ろした。

 今季は全6試合で2失点以下も、初回に3失点。それでも動じず得点を積み重ね、豪快に決めた。「最後は自分が打ったけど、今日はみんなでつかんだ勝利。今の流れのまま、全勝で神宮へ行きたい」と北村。きょう11日の2戦目に勝てば優勝へ王手。頼もしい4番は打棒を止めない。(北野 将市)

スポーツニッポン

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