【ヴィクトリアM】重賞2着5回の実力馬に魅力も…昨年の出走馬ゼロで大混戦 大穴レースで夢馬券狙いたい

2025年5月12日(月)6時0分 スポーツ報知

1週前の時点で玉木が魅力を感じるボンドガール

◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京・芝1600メートル)

 春の古馬女王決定戦、第20回ヴィクトリアマイル・G1は18日、東京競馬場の芝1600メートルで行われる。24年までの10年間のJRA・G1の平均配当で、枠連以外すべて最高額を誇る大穴レース。荒れることを前提に「考察」を担当するのは、22年京王杯2歳Sで222万円超、昨夏も193万円超の3連単を仕留めた玉木宏征記者が、大混戦の大荒れレース攻略に挑む。

 ヴィルシーナ、ストレイトガールが連覇を飾り、ウオッカ、ブエナビスタ、ホエールキャプチャ、ソダシが2年連続で連対。まだ19回の歴史とはいえリピーターレースとも言えるが、今年は昨年の出走馬がゼロ。レガレイラ、チェルヴィニア、ママコチャ、ブレイディヴェーグを除く一線級の牝馬がほぼそろった。重賞勝ち馬はビヨンドザヴァレー、マサノカナリア以外16頭。香港遠征を視野に入れていたステレンボッシュも参戦し、まさに大混戦だ。

 1着馬に優先出走権が与えられるステップレースの勝ち馬も阪神牝馬S(サフィラ)、福島牝馬S(アドマイヤマツリ)から無事に出走。今年から3月に移動した愛知杯は、直線に坂もある中京1400メートルに変わった。2着シングザットソングの高野調教師は「左回りでやれるのはいいんじゃないでしょうか」と指摘し、今後本番につながるレースになるのか興味深い。

 百花繚乱(りょうらん)とも言える今年、1週前の時点では、ボンドガールに妙味を感じている。1勝馬だがG1含む重賞2着5回。前走は阪神牝馬Sで1番人気に支持されながら5着。いかにも枠順の並びが悪く、イン先行有利のなかでは仕方がない結果だった。当時、担当の田中助手と話し込んだ際には、ヴィクトリアマイルまで見据えていた姿が印象的で、人気も落ちる本番での巻き返しに期待している。

 しかし、何と言っても過去19年で3連単が万馬券にならなかったのが11年アパパネと20年アーモンドアイという3冠牝馬が勝った2回だけという荒れるG1。過去10年で15年(勝ち馬はストレイトガール)の3連単史上最高配当2070万5810円を筆頭に、複数の券種で10万馬券超が7本も出ている。「考察」担当としては夢の高額配当を狙っていきたいところ。ボンドガールを超える魅力的な馬がいるのか、土曜の「結論」まで様々な角度から探していきたい。(玉木 宏征)

 ◆3連単平均配当は229万円超 15年から24年まで10年間のJRA・G1平均配当を調べると、ヴィクトリアマイルは枠連以外のすべてで最も高配当となっている。馬単と3連複が2位に2倍をつけているほか、3連単は唯一100万円を超える229万円超。2位の高松宮記念が84万円超だけに、荒れっぷりが際立っている。

スポーツ報知

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