【ヴィクトリアM】波乱を演出してきた福島牝馬S組 今年の覇者は操縦性が高くスピードもあり激走の予感

2025年5月13日(火)6時0分 スポーツ報知

操縦性の高さが光るアドマイヤマツリ

◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京・芝1600メートル)

 09年はブラボーデイジーが11番人気で2着、15年はミナレットが18番人気で3着、17年はデンコウアンジュが11番人気で2着と、前走が福島牝馬Sの馬が穴をあけてきた歴史がある。

 コース形態も距離も違うが、もう1頭馬券に絡んだマイネイサベル(13年3着)も含め、着差は1着と0秒5差以内だった(ブラボーデイジーは2着に0秒3差勝利)。直前の重賞で好走し、さらに状態を上げて臨めれば激走も十分あるということだろう。

 今年の覇者アドマイヤマツリは、1角まで距離が短い舞台の最内枠ということもあり、スタートから出してポジションを取りに行った。1角で密集してラチにぶつかっていたが、折り合いもスムーズ。操縦性の高さは激戦のG1で大きな武器になる。4角で外に出し、残り1ハロンを過ぎて抜け出すとフワッとしていたようにも見え、相手が強くなった方が真面目に走るはずだ。

 母は1200メートルで活躍したようにスピードも兼ね備えており、総合力を求められる府中のマイル戦でも通用する。今年の登録馬で前走が福島牝馬Sだったのはほかに4着アリスヴェリテ、5着シンリョクカ。いずれも0秒5差以内での敗戦で、高配の使者となる資格は十分だ。(玉木 宏征)

スポーツ報知

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