「本当に最高のピッチング」緊迫の投手戦を制した才木浩人を球団OBが激賞! 好調・井上広大も「嫌なバッター」と評価

2024年5月14日(火)15時56分 ココカラネクスト

才木が力投を披露し、白熱の投手戦を制した(C)産経新聞社

 5月12日、横浜スタジアムで阪神とDeNAが対戦し、両チームの先発投手が好投したこのゲームで阪神が1-0で接戦を制した。3連戦を2勝1敗とした阪神が4カードぶりの勝ち越しに成功している。

【動画】「見事な完投完封」2024年5月12日【 阪神 vs DeNA 】 佐藤義則の眼

 阪神は才木浩人がDeNA打線を128球、4安打無失点に抑え完封勝利を達成。打線は3回にDeNA先発の大貫晋一に対し、2死から9番の才木が四球の出塁、続く1番・井上広大、2番・中野拓夢の連打で先制し、結果的にこの得点が決勝点となった。

 この試合で阪神打撃陣が記録した安打は3回での2本のみだったものの、才木が最後まで得点を許さずチームを勝利に導いた。7回裏には1・2塁にランナーを背負い、前日に決勝アーチを放っている筒香嘉智を迎えるも、併殺打に打ち取りピンチを凌いだ。右腕が粘りのある投球で、今季初、9回を投げ切ってのシャットアウト勝利を成し遂げている。

 前日には7点のリードを跳ね返されるという屈辱の逆転負けを喫していた阪神は、カード3戦目で僅差のゲームを競り勝ち意地を見せた。

 両チームの先発による投手戦となったこの日の戦いぶりには、阪神球団OBもそれぞれを称えるコメントを残している。現役時代には阪急やオリックスで活躍し、引退後は阪神などで投手コーチを務めた佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』の中でこのゲームを振り返った。

 5月13日配信の動画において、才木、大貫の両投手に対して、「お互いに良いところを出して、素晴らしいピッチングだった」と印象を語るとともに、投手への四球から唯一の失点を喫した大貫には、「(四球が)ノーボール2ストライクからだっただけに、もったいなかった」と指摘。続けて「それ以外は低め中心でゴロアウトも多く、ナイスピッチングだった」と評している。

 また、才木に対しては、「外の真っすぐ、スライダー系が多かった」として、捕手・梅野隆太郎のリードにも触れており、「インコースばかりだけではない、この配球は良かった」とバッテリーとしてのピッチングの組み立てを称賛。さらに、「才木が完封できたというピッチングはチームにとっても大きい」「球数も序盤から平均していたので、本当に最高のピッチングだった」と背番号35の力投にも賛辞を並べていた。

 他にも、組み換えが行われたこの日の阪神打線にも話題は及んでいる。今季初めて1番で起用され、3回に貴重な得点に結びつく安打を放った井上について、「ヒットも出ているし、役目も果たした。チャンスでも打てており、簡単に三振しないので相手にとっては嫌なバッター」と評価。

 加えて、大きく顔触れが変わったスタメンには、「ダメなものは外さないといけないし、チームも盛り上がらない。辛抱も必要だけど思い切って替えることも、監督の勇気(次第)かなと思う」とコメント。メンバー変更が結果に結びついたことへの見解を述べている。

 阪神はこの試合の勝利により、ふたたび首位の座に返り咲いている。打線への不安は残るものの、この試合でみせた王者としてのここ一番での地力は、この先も大きな武器となっていくはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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