故ピート・ローズ氏らの資格回復 「ブラックソックス事件」のジョー・ジャクソン氏も

2025年5月14日(水)7時58分 スポーツニッポン

 米大リーグ機構(MLB)は13日、歴代1位の通算4256安打を記録しながら、野球賭博関与で永久追放された故ピート・ローズ氏の資格回復を決定したと発表した。また、1919年のワールドシリーズで八百長に関与したとして永久追放となった故“シューレス”ジョー・ジャクソン氏らの資格回復も発表した。今回、資格回復が決まったのはジャクソン氏が関わった通称「ブラックソックス事件」の8人を含む17人。

 MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが、永久追放処分は対象者が死亡した時点で終了するとの方針を決めた。AP通信によると、ローズ氏やジャクソン氏は早ければ2028年に米国野球殿堂入りが可能となる。

 1989年に永久追放となったローズ氏は資格回復申請が認められず、昨年9月に83歳で死去。しかし、2月にトランプ米大統領がSNSで恩赦を発表し、野球殿堂入りを禁じたMLBを批判。2015年にローズ氏の復権申請を却下したマンフレッド・コミッショナーもローズ氏の遺族と面会し、資格回復を検討していると報じられていた。

 「ブラックソックス事件」は1919年ワールドシリーズで優位とされながらレッズに敗れたホワイトソックスで賭博絡みの八百長事件が発覚。刑事責任は免れたものの、関与した8選手が永久追放処分を受けた。裁判所から出てきたスター選手のジャクソン氏に、少年ファンが叫んだとされる「うそだと言ってよ、ジョー!」が有名で、弱体化したホワイトソックスは2005年まで世界一になれなかった。

スポーツニッポン

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